船の大きさはどうよ

写真はHANSE 388のカタログより38FTです。

一旦港を出ると大きいほどいいです。スピードもサイズに比例して早くなり、設備も充実します。サイズに比例するのはセール面積も同じでその分扱いにくくなると思いますが、マストに収納したりブームに巻いたりするのもあります。もちろん、お金に糸目をつけなければです。

クルーズ船のように1~2日走って港に入る場合は、30FT~40FTの範囲が無難です。シングルハンドでは扱いやすいのはこのこのサイズです。全長30FTは10mです。

大きさで設備も変わります。トイレの水洗はあたり前ですが温水ではありません。海水利用なので、温水便座は使えません!なんでも無理に加工すれば可能ですが、以前シャワーを30FTに検討したのですが、エンジンが2気筒で、海水の直冷式のため、排気で水を温めないといけません。100L程度の水とその中に排気管とで、馬鹿でかい装置になることが判明してあきらめました。
エンジンが2次方式 つまりエンジンの冷却は真水で、ラジエターに海水を通すタイプならパイプが細く、温度も高く設定できるので小型化されたタイプがあります。
それもエンジンの構造が複雑になります。

また、冷房となると電気消費量が大きく停泊中に外部電源を利用(陸電)してエアコンを動かす方法か、船に発電機を付けるか、船のエンジンを利用するかです。
長距離では冷房よりは冷蔵庫が必要でその方法はエンジンを利用する方法が一般的です。1日に1時間ほどエンジンを回し冷蔵庫を冷やすと冷凍可能な船舶用の冷凍庫もあります。そうなると、冷房は発電機となります。船のエンジンはディーゼルエンジンを使いますので発電機も同じディーゼルエンジンでないといけません。燃料消費も大きので長距離には向きません。

最近はソーラー発電とディープサイクルバッテリーなどで変換器を通して冷房装置を動かす方式もあり多様化していますが、冷房、暖房、シャワーを割り切り、簡易シャワーや扇風機なら簡単です。

ちなみに暖房なら電力が少ないのもあります。

最近はパソコンや携帯、GPSやオートパイロット、AIS(船舶自動識別装置(AIS:Automatic Identification System).)などで電気の使用量が増えています。

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