全ての船はオリジナル

これを読ないと後悔する物語!

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エンジンの交換作業 

数年前に、エンジンが壊れて新しいエンジンに取替、ただ車と違って簡単には外せない。
船のキャビンの一部と、デッキの一部を取り除き上からクレーンでエンジンを吊るして外す事になった。
また、同じエンジンは無いので「同じような排気量とサイズ」でないとエンジンルームには収まらない。
その為に、燃料や排気、電気系統など様々な加工が必要になる。

エンジンオイルが漏れている?

交換後は長い間乗っていなかったが、どうもエンジオイルがもれているようなのである。
エンジンも新しく、エンジン以外からなのか どこかに前の場所にエンジンオイルが残っていたの可能性もある。
オイルフィルター回りなど見える範囲ではその痕跡はない。車のように裏側をのぞき込むことはできない。

数年経過しても止まる様子はない。エンジオイルも少しづつ減っているような感じ

エンジンの下に小型カメラを入れてみる

オイルパンを加工していた! プロペラシャフトを通すためにオイルパンを外して加工していた。

新しいエンジンの方が高さがあったのか、これは聞いていなかった! 漏れの原因はこれなのか周りを調べる。それでも船底までの隙間は僅かなので苦労する。

オイルパンの取付け時にネジを締めてない!

なんと、オイルパンのネジの周りからの漏れでだった。新しいエンジンをそのまま載せたので「エンジンからの漏れではないと言う先入観念」で調べてなかったが、整備業者がエンジンを載せる再に仮止めのネジを締めてなかったようだ!

ネジをどうにか締める

車なら簡単なのですが狭いヨットでは簡単ではない。横の隙間も少ないし、船底までの距離はない。ましてエンジンを外すなんてことはできない。
驚くことに、小さな工具を入れてネジを回すと何回も回せる。まったく締まってなかった。

新品のエンジンで漏れる事はないと思っていたが、全ての船はオリジナルなのである。合わなければ、どこかを加工して合わせる。すべてを業者任せにするとダメな場合もあるようです。

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